日本のちょうどまん中あたり、太平洋に向かって、大きなカニが両腕を伸ばしています。その左腕が愛知県渥美半島(田原市)です。
荒々しい外海から両腕で守るように懐に抱いた内海は静か。
その地形ゆえに、表浜(太平洋側)と内海(三河湾)で、それぞれ異なる多様な貝が、古来ざっくざっく採れました。その証拠に渥美には貝塚遺跡が10か所も!
アサリ、カキ、ハマグリ、赤ニシ、本ミル貝・・・。
今もこの地で採れる貝がたくさん出土します。
はるか縄文の昔から、ここは日本一の貝の半島だったのです。
四季それぞれに美味しい貝を、是非食べに来てください。